テナントを探している方が、良い物件が見つかりいざ契約したいとなったときに、契約前に行われるのが「入居審査」です。
どんなに理想の物件であっても、入居審査が通らなければ契約することは出来ません。
そこで今回は、テナントの入居審査の流れや内容、チェックされるポイントに関して解説していきます。
これからテナントの出店を考えている方は、是非参考にしてみてください♪
「入居審査」とは？
賃貸物件には、必ず貸主が存在するものです。貸主は自分の所有する物件を他の人に貸すわけですから、どんな人にでも簡単に貸すわけにはいきません。
「毎月の家賃をしっかり支払うことができるのか。」「きれいに部屋を使ってくれるか。」「トラブルにならなそうか。」などのチェックをすることを「入居審査」といいます。
「入居審査」の流れと提出書類
①契約申込書を提出する。
物件を決めたら、テナントの契約申込書を提出します。申込書には、申込者の氏名、年齢、電話番号などの個人情報のほか、法人に関する情報、連帯保証人に関する情報等の記載項目がございます。
一般的に申込書と合わせて
・法人登記簿謄本のコピー
・会社案内（企業のホームページやパンフレット等）
・事業計画書
・収支決算報告書（過去3期分）
・連帯保証人の収入証明書（源泉徴収票や確定申告書等）
などの書類の提出が求められます。
賃貸物件のオーナーはこれらの書類や会社の規模をもとに、貸しても問題がない人物かどうか判断します。
②物件のオーナーと面談
オーナーとの面談は必ずしもあるわけではございませんが、オーナーによっては「入居審査」の項目とし面談を設けている場合もあります。
オーナーとの面談は、申込者の人柄や、経歴、会社の業績などをよりしっかりと確認するためのものでもあります。
③入居結果の通知
申込みをしてから入居結果が出るまでには、3日～１週間ほどかかります。
提出書類に不備があったり、申込者に連絡がなかなかとれないと審査に時間がかかることがあるので、こちらは不備が無いよう申し込みの時点でしっかりと確認をするようにしましょう。
万が一審査に落ちても、連絡は来るので１週間以上たっても連絡がない場合には、自分から仲介会社に問い合わせをしてみましょう。
入居審査でチェックされる項目５選
①家賃の支払い能力、会社の信用度
入居審査では、賃貸人が実際に毎月の家賃を支払うことが可能なのかのチェックが入ります。
企業の業績や、業態、資産、業務内容、過去の経歴などを見て総合的に判断します。
また、以前に調査を受けた会社ならば「帝国データバンク」に情報があるので、そちらの情報も判断材料となります。
②テナントの使用方法や業態
テナントの業態によって、周辺からのクレームがつきやすいと判断されると審査が通らない可能性があります。使用方法として見られがちなのがテナントの営業時間です。夜中に営業されていたり、人の出入りが多いと、近隣からのクレームにもつながるからです。
③事業計画書
会社の支払い能力はもちろん、今後どのような事業を行っていくのか、会社の将来性も見るうえで事業計画書の提出が求められる場合があります。
オーナーは、「事業計画書」を見て会社に将来性があるか判断します。
④連帯保証人・保証会社の有無
テナントを借りるときには、一般的に「連帯保証人」や「保証会社の加入」を求められることが多いです。連帯保証人を付ける場合には、連帯保証人にも支払い能力があるかどうか見られます。
オーナーによっては、連帯保証人を２人つける、連帯保証人に加え保証会社の加入も求められる場合もあります。
⑤借主の人柄
会社の経歴、業態、資産状況に加えて、会社の代表者の人柄を見られる場合があります。
入居後のトラブル回避のためにも借主が常識的な人柄かどうかは、入居審査において大きな判断材料となります。
まとめ
本記事では、入居審査の流れやポイントに関して解説させていただきました。
チェックされるポイントに注意して申し込みをすれば、審査が通りやすくなりますので、ポイントを抑えて入居審査に臨みましょう。
また、入居審査に不安がある方は、事前に不動産会社に相談することをお勧めします。
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