テナントを開業しようと、物件を探していると初期費用の項目に「保証会社加入料」「保証会社加入必須」といったことばを目にすることも多いでしょう。
保証会社とはどういうものなのか、絶対に加入しなければいけないものなのかと疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、「賃貸保証会社」とは何かをご説明させていただきます。
これからテナント開業を考えている方や、現在テナントを探している方は是非参考にしてみてください♪
保証会社、保証料とは何?
保証会社は、テナントの借主が万が一家賃等を払えなくなってしまった、滞納してしまった際に貸主に賃料を立て替えて支払ってくれる会社のことを言います。
家賃保証料とは、家賃保証会社を利用する際に支払う利用料のことを言います。
入居時は、連帯保証人を立てるのが一般的ですが、連帯保証人になってくれる人がいないなどの事情がある場合などにはこの保証会社を利用することが多いです。
また、連帯保証人をつけてもオーナーによっては保証会社への加入を求められる場合もあります。
貸主・借主にとってのメリット
【貸主にとってのメリット】
保証会社の加入は、借主よりも貸主にとってのメリットが大きいでしょう。貸主のメリットとしては、
・万が一、借主が家賃の滞納をしても保証会社が立て替えて返済してくれるため金銭的なリスクを軽減できる。
・家賃滞納が起きた場合に、借主に家賃の支払いの交渉を賃貸保証会社がしてくれる。
・借主の家賃滞納が数か月にわたり、明け渡しを請求する際に法的なサポートを受けられる。
・明け渡しになった場合の撤去費用や原状回復費用も立て替えてくれる。
といった点があげられます。
【借主にとってのメリット】
貸主にとってのメリットが大きいといいましたが、借主にもメリットはあります。借主のメリットとしては、
・連帯保証人をつけなくても賃貸借契約を結ぶことができる。
・法人契約の場合、設立したばかりで信用が少ない場合でも保証会社を付けることによって借りることができる。
・入居審査が通りやすくなる。
・物件によっては、保証金を値下げしてもらえる。
といった点があります。
これらのメリットは物件や、業態、オーナーによっても異なります。
貸主・借主にとってのデメリット
【貸主にとってのデメリット】
・保証会社が倒産してしまうと、連帯保証人がいない状態になってしまう。
・保証会社によっては、原状回復費用などは保証してもらえない場合がある。
【借主にとってのデメリット】
・保証会社加入料や、月々の保証料など金銭的に負担が生じる。
・保証会社を利用したとしても、物件によっては連帯保証人を必要とされる場合がある。
・保証会社の利用にも審査が必要であり、審査に落ちた場合は物件を借りることができない場合がある。
などがあげられます。金銭的な負担に対するデメリットが最も大きいでしょう。
保証会社の費用の相場は?
保証会社を利用する際にかかる保証料は、保証会社によって異なりますが、一般的には、家賃の50%~100%ほどが多いです。こちらは、初回の保証料で、こちらの初回保証料に加えて毎年10000円~20000円ほどの更新料がかかることが多いです。
また保証会社によって初回保証料を支払った後は、月々の月額保証料として1%~2%支払う場合もあります。尚、中には更新料がかからない保証会社もあります。
保証料や更新料は、保証会社によって異なるので、加入する前にしっかりと確認するようにしましょう。
大体の物件は、保証会社はオーナーや管理会社の指定のところに加入することが多いです。
まとめ
保証会社は、貸主にとって借主が万が一家賃を支払えなくなってしまった場合に代わりに支払ってくれるためメリットが大きいです。
借主にとっては、コスト面でのデメリットがある一方、審査が通りやすい、連帯保証人をつけずにテナントを借りることができるなどのメリットもあります。
保証会社の費用は、加入する保証会社によって異なるため、加入前に保証料などをしっかりと確認するようにしましょう。
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