カフェを開業するにあたって、いざ物件を選んでいるとき、どれくらいの広さが必要なのか悩む方もいるかと思います。

コンセプトによって、座席数や必要な広さも変わってくるためあらかじめ自分の出店したい業種がどれくらいの広さのテナントが必要なのかは把握しておくことは必要なことです。

今回は、カフェのテナントに必要な理想的な広さに関してご説明させていただきます。

これからカフェの開業を考えている方や、将来自分でカフェを開きたいという方は是非参考にしてみてください♪

カフェ開業に必要な広さは？

カフェの出店は、比較的小さなテナント物件からはじめられる業種です。

カフェを開業したいというときに、初心者にお勧めの広さとしては10坪～15坪ほどといわれています。

重飲食店などと違い、油を使うような大型のフライヤーや調理器具が少ないため厨房のスペースも少なくてすみます。

一般的な飲食店では、全体の面積に対しての厨房の大きさは20％～40％なのに対して、カフェでは15％～25％ほどといえます。
カフェといっても、揚げ物を使った料理などしっかりとした食事メニューを提供する場合は、もう少し厨房の割合が高くなります。

カフェを開く前に、テナント探しの段階でどのようなメニューを提供するのか考えておきましょう。

座席数の目安

カフェの座席数は「坪数×1.5席」が目安となっております。

例えば、10坪のカフェを開きたいという場合は、15席ほどの席数を設けられるといった計算です。

こちらはあくまで目安の計算式なので、席と席とのスペースを大きくしてゆったりとした雰囲気のカフェを作りたいのであれば、席数を減らしましょう。

席数によって、回転率や売り上げにも影響するのでコンセプトをしっかりと決めたのちに物件をさがすことをおすすめします。

広さが足りない場合はテイクアウトも

最近街中でテイクアウト専門店を見かけることが多くなったと感じる方も多いのではないでしょうか。テイクアウトカフェの場合は、基本的にお客様の座る座席やテーブルを用意する必要がなく、カフェの中でも小さな広さでも開業しやすい業種となっております。

広さも狭い分、テナント事態の家賃も安いことはもちろん、家具にかかる費用や内装費用なども抑えることができます。

テイクアウトの一角に簡易的なイートインスペースを設けたとしても、長居する人も少なく、回転率も速いです。

テイクアウトのカフェを開くには、客単価が少ないことや、立地やコンセプトによっては需要が少なく人が入らないといったデメリットもあるため、メリットデメリットを含め慎重に考えるようにしましょう。

上手なレイアウトのコツ３選

①正方形に近い間取りのテナントを選ぶ

テナント選びの際に、正方形に近い間取りのテナントを選ぶと無駄なスペースを少なくすることが可能です。細長い間取りのテナントや、変わった形のテナントは座席を設けた際に無駄なスペースを生み出す可能性が高いため注意が必要です。

②カフェのコンセプト、ターゲット層を明確にする。

カフェに限らず何を開業するにもコンセプトをあらかじめしっかり決めておきましょう。

コンセプトによって席数やカフェに必要な広さが変わってきます。「しっかりとした料理を提供したい。」といったコンセプトならば、厨房の面積が増えますし、「子供連れでも来やすく、ベビーカー入店も可能」といったコンセプトならば、その分坪数に対する席数も少なくなります。

あらかじめコンセプト、ターゲット層を明確にすることによって、「いざ開業しようと思ったら狭すぎた。」といったような失敗も少なくなります。

③内装アイデア、コンセプトが固まったら専門家に任せる。

まずは自分の開きたいカフェのイメージやコンセプトを明確にします。

アイデアがまとまったら、細かいデザインは専門家に任せたり、相談するのも手です。

デザインから任せるのであれば、デザイン会社、内装工事から任せるのであれば施工会社に頼む必要があります。

任せる量が多いほど、料金も高くなるため初期費用を抑えたい方は、全てを任せるのではなく自分でできるところは自分でやることがおすすめです。

まとめ

カフェを開業したい際にお勧めの広さは「10坪～15坪ほど」といえます。

カフェの座席数としては、「坪数×1.5席」が目安ですので、10坪だと15席ほどの席が設けられます。

カフェのテナントを決める際には、なるべく正方形の間取りを選ぶ、カフェのコンセプトを明確にする、場合によっては専門家に任せるなどすると有効的にスペースを活用することができます。

狭いスペースでカフェを開きたい方は、テイクアウトメニューを充実させるなどの工夫をしてみることもオススメします。

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